「小湊鐵道」は千葉県市原市の五井駅から夷隅郡大多喜町の上総中野駅までを結ぶ全長39.1kmのローカル線です。車両はキハ200形気動車で、女性の車掌が乗務しています。
上の写真は「飯給(いたぶ)駅」の春の一コマです。ただ、春とは言ってもこの日は爆弾低気圧が通過したため生憎の空模様。駅周辺には私以外にカメラマンは一人もいませんでした。やがて汽車がやって来て1人の女性がホームに降り立ちました。絞りを開放にし、手前の線路にピントを合わせて、去りゆく汽車と見送る女性を入れてパチリ。ローカル線らしい鄙びた春の風景を切り取ることが出来ました。
ちなみにタイトルの「冴返(さえかえ)る」とは、暖かい小春日和が続いた後に冬の寒さが戻ることを指す言葉です。本来は2月の季語であり、この写真を撮影したのは3月下旬なのですが、この日の情景を表すにはピッタリな言葉なので使いました。
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